中央分水嶺 高島トレイル
中央分水嶺 高島トレイル
マキノの愛発越(あらちごえ)から今津の山並を経て、朽木の三国岳へ至る80kmに及ぶ道は、日本列島の日本海側と太平洋側を区切る中央分水嶺の中央部にあって、東西南北の気候や植生を合わせ持つ、とても貴重な存在といえるでしょう。
トレイルを歩けば、あちこちから望むことができる琵琶湖と若狭湾は、このトレイルが中央分水嶺であることを教えてくれます。
この高島トレイルは、藪に埋もれていた古道やかつて使われていた山道を活かしたもので、各地で地元の人がこつこつと整備してきた登山道を5町1村の合併とともにつなぎあわせて誕生しました。
そんな高島トレイルは、中央分水嶺の豊かな自然を活かしたネイチャートレイルです。鯖街道をはじめ若狭越の峠道が主なものだけでも12あります。歴史の道としても味わい深いものがあり、トレイルのアプローチとしても貴重です。
マキノ高原周辺の高島トレイルの山々
乗鞍岳(のりくらだけ)
愛発越(あらちごえ 国境スキー場/駐車場無し)からトレイルを往復します。国境スキー場の協力で、トレイルはスキー場すぐ右手の大谷ゲレンデの草地を登り、リフト終点から山道へ入り送電線鉄塔めざしてひと登りで、採石場からの関電巡視路と合流します。この道をたどって北尾根をめざします。
三国山・赤坂山(みくにやま・あかさかやま)
マキノ高原(駐車場有り)から粟柄越経由。早朝に登り始めると、赤坂山、三国山、黒河峠とひとまわりすることも可能です。
大谷山(おおたにやま)
マキノ高原(駐車場有り)から寒風経由。早朝に登り始めると、大谷山から石庭への白石越と呼ばれるコースの下山も可能ですが、下山後30分あまりの車道歩きが必要です。